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進捗管理ツール9選の紹介!ツールの特徴と選び方のコツを解説

  プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを期日までに完了させる責任があります。

しかし、規模が大きくて大勢の人数が携わるプロジェクトは、各担当者の進捗状況やタスク内容を管理し続けるのが難しいのが現実です。

複雑なプロジェクトを円滑に管理するためには、「進捗管理ツール」が必要です。

今回は、進捗管理ツールの選び方とコツ、おすすめの進捗管理ツールの紹介まで行います。

進捗管理ツールを検討している方は、最後まで読み進めてみてください。

進捗管理ツールの役割とメリット

進捗管理ツールの役割とメリット

まずは、進捗管理ツールにどのような機能が付いていて、どのようなメリットがあるか解説していきます。

初めて進捗管理ツールを導入する方は、基本的な機能やメリットを理解したうえで進捗管理ツールの比較検討を行ってみてください。

進捗管理ツールとは

進捗管理ツールは、ビジネスおよびプロジェクト管理に特化したツールです。

進捗管理ツールを導入すると、プロジェクト全体を数値やグラフで見える化できます。数値やグラフで可視化されるので、進捗状況の的確な管理が可能です。

進捗管理ツールで使用できる機能は、各ツールによって異なります。

一例として、ほぼ全ての進捗管理ツールに「タスク管理」と「メッセージ」機能が含まれています。

進捗管理ツールを導入する際は、「インストール型」と「クラウド型」のどちらか一方を選択しなければいけません。

インストール型は、初期費用が大きくなりますが、使い続ける程お得になります。

一方のクラウド型は、初期費用は抑えられますが、使用し続ける限り月額料金が発生します。

近年は、導入コストの低さと、パソコンの買い替えにも柔軟に対応できるクラウド型の進捗管理ツールが人気です。

進捗管理ツールでできること

以下、進捗管理ツールが管理できる項目をまとめました。

    • プロジェクト内にある全てのタスク
    • 各タスクの担当者と管理者
    • 各タスクの進捗状況
    • 各タスクの期限

進捗管理ツールを導入すると、規模の大きなプロジェクトであっても複数のプロジェクトの同時進行であっても、個人それぞれのタスクまで見える化できます。

管理者が細部まで状況把握ができるので、緊急のトラブルが起きた際も的確なフォローが可能です。

進捗管理ツールのメリット

進捗管理ツールを導入すると、以下のようなメリットを得られます。

    • タスク漏れを防げる
    • タスクの優先度が一目で分かる
    • 各担当者の業務を平均化できる
    • 期限を把握しながら作業を進められる

まず、進捗管理ツールにはプロジェクトの遂行に必要なタスクが全てインプットされています。そのため、全てのタスクに担当者が割り振られるので、タスク漏れが発生しません。

それぞれのタスクは優先順位付けや階層分けができるので、重要なタスクを優先して進められます。担当者全員のタスクが一目で把握できるので、タスクの偏りも瞬時に把握できるでしょう。

また、進捗管理ツールはプロジェクト全体だけでなく、各タスクの期限まで管理できます。細部のタスクの期限を守れるので、プロジェクト全体の進捗状況が安定する点もメリットです。

進捗管理ツールの種類と特徴

進捗管理ツールは、以下のような種類に分類されます。

    • プロジェクト管理ツール
    • タスク管理ツール
    • フロー管理ツール
    • クラウド型かインストール型か

どの管理ツールを導入するか迷わないように、それぞれの進捗管理ツールの特徴を詳しく解説していきましょう。

プロジェクト管理ツール

プロジェクト管理ツールは、大規模なプロジェクトを計画し、実行するためのツールです。以下、プロジェクト管理ツールの主な機能をまとめました。

    • タスク同士に関係性を持たせる
    • スケジュールを柔軟に管理できる
    • 大人数での利用に必要な機能を搭載している

プロジェクト管理ツールは、規模の大小に関わらず円滑な進行をサポートするためのツールです。

そのため、タスク同士に階層や依存関係を持たせることで、効率良くタスクを達成できる特徴があります。

また、スケジュールを柔軟に管理するために、ガントチャートやタイムライン表示が標準で付いています。ガントチャートやタイムライン表示があると、プロジェクト全体のスケジュール管理や突発的な計画変更の際に便利です。

大人数でのプロジェクトに対応できるように、アクセス管理や他部署との連携が容易に設定されているのもプロジェクト管理ツールの特徴です。

タスク管理ツール

タスク管理ツールは、個々のタスクを効果的に管理するための専用ツールです。以下、タスク管理ツールの特徴をまとめました。

    • タスクの作成
    • タスクの優先順位の設定
    • タスクの期限の管理
    • タスクの進捗の更新

タスク管理ツールは、大きなプロジェクト管理よりも日々の作業管理に適している管理ツールです。

小さなタスクの記録や製造現場内での作業管理には、プロジェクト管理ツールよりもタスク管理ツールの方が適しているでしょう。

フロー管理ツール

フロー管理ツールは、作業プロセス全体を可視化して効率的に管理するためのツールです。

ボードやワークフロー図を用いて、タスクやプロジェクトの進捗をステップごとに把握できます。

各ステップでの作業状況や課題を明確にすることで、タスクだけでなく情報連携の管理ができるのが特徴です。フロー管理ツールは、繰り返し発生する作業工程を管理するのに適しています。

カンバン方式

カンバン方式は、トヨタ自動車が開発した生産管理方式です。

「いつ、どこで、何が、どれだけ使われたか」を明記したカンバンを使うことで、「必要なものを、必要なときに、必要な分だけ」製造するトヨタ生産方式を確立しました。

進捗管理では、1つのボードに「作業前」「作業中」「作業完了」という3つの仕切りを作り、個人のタスク状態に合わせてカンバンを変えていくのがカンバン方式です。カンバン方式は、非常にシンプルながら各自のタスクが一目で把握できるのが特徴です。

クラウド型かインストール型か

進捗管理ツールには、クラウド型とインストール型の2種類が存在します。

クラウド型の進捗管理ツールは、インターネット経由でツールにアクセスし、チーム全体でリアルタイムなデータ共有ができる利点があります。

自席を離れてもインターネットがあればどこでもアクセスできる半面、インターネットがない場所では進捗管理ができないのがデメリットです。

一方、インストール型の進捗管理ツールは、ローカル環境下で運用される機会が多いため、セキュリティやカスタマイズ性が高まります。

インターネットが不要なので、外部の不正アクセスやウイルスと無縁な環境が作れる半面、使用できる端末が限られるのがデメリットです。

どちらの進捗管理ツールを導入するかは、企業の設備環境やプロジェクトの性質を考慮しながら検討しましょう。

進捗管理ツールの選び方と評価基準

進捗管理ツールを選ぶ際には、プロジェクトの性質やチームのニーズに合ったツールを選ぶことが重要です。

その評価基準として、以下の3点を考慮しましょう。

    • インターフェースの重要性
    • カスタマイズ性と拡張性
    • 価格帯と考慮事項

それぞれの評価基準について、詳しく解説していきます。

ユーザーインターフェースの重要性

ユーザーインターフェースとは、操作方法や入力方法、画面のデザインやレイアウトのことです。ユーザーインターフェースが重要な理由は、操作性に直結するからです。

リモートでのやりとりが多いプロジェクトでは、メッセージ機能やチャット機能がすぐに確認したり使用できたりするユーザーインターフェースの方が操作性が高くなります。

多数の人数が関わるプロジェクトでは、タスク管理とスケジュール管理がしやすいユーザーインターフェースが望ましいです。

操作性に関しては個人差が大きく左右するので、デモ画面を使ってできるだけ全員の意見を取り入れる必要があります。

より多くのメンバーにとって操作しやすい進捗管理ツールを選ぶことで、業務の効率化が進むでしょう。

カスタマイズ性と拡張性

進捗管理ツールは、プロジェクトやチームのニーズに合わせてカスタマイズできることが望ましいです。

タスクの追加フィールドやカスタムワークフロー、カラーテーマの変更など、ツールを自分たちの作業スタイルに合わせて調整できるかを確認しましょう。

また、将来的な拡張性も重要です。プロジェクトが成長するにつれて、新たな機能や統合が必要になる可能性があるため、ツールが拡張可能な環境を提供するかを検討しましょう。

価格帯と考慮事項

進捗管理ツールの価格は、無料で使用できるものから高額なものまで様々です。

進捗管理ツールの中には、無料のプランを提供しているものもあります。しかし、高度な機能を利用するためには有料プランが必要な場合もあります。

価格帯に加えて、ライセンスの仕組みや利用者数の制限など、詳細な価格ポリシーの確認も重要です。プロジェクトのメンバー全員が進捗管理ツールを使用できなければ意味がないからです。

また、進捗管理ツールの導入にかかるコストや時間、各メンバーの学習コストなども考慮に入れて適切な進捗管理ツールを選びましょう。

進捗管理ツールの比較9選

ここからは、実際に販売されている進捗管理ツールを紹介していきます。

進捗管理ツールは多種多様な商品が販売されているので、今回は厳選した9選の解説を行います。

Quantee

(引用元:https://quantee.jp/

ツールの種類 ・KPI進捗管理ツール
ポイント ・リアルタイムでの進捗管理 ・⾮属⼈的なマネジメント体制 ・主要なマーケティングツールとの連携対応
価格 ・要問い合わせ
ツールの型 ・オンライン・オフライン両方に対応

セールスマーケティングに特化したKPI進捗管理ツール「Quantee」です。

まず、リアルタイムでプロジェクトの進捗管理が行えるのがメリットです。Quanteeは、各指標の進捗率に合わせて色分けがされるので、視覚的に現状を把握できます。

また、セールスマーケティング分野において重要なKPIの管理も、チーム全体と個人の両方を一元管理できます。複数のツールを使わずにKPIを管理できるので、業務の効率化が進み、よりKPIの達成度が高まるでしょう。

担当者が不在でも⽬標達成に向けた店舗ごとのPDCAが可視化できるので、⾮属⼈的なマネジメント体制を構築できる点も魅力です。

Quanteeの詳細はこちら

Wrike

(引用元:https://www.too.com/product/software/wrike.html

ツールの種類 ・KPI進捗管理ツール
ポイント ・共同作業が可能 ・リアルタイムなステータス更新 ・モバイル端末に対応
価格 ・要問い合わせ
ツールの型 ・クラウド型

Wrikeはクラウドベースの共同作業とプロジェクト管理ツールです。

チームのプロジェクトをリアルタイムで確認できる機能や、計画の簡略化、一元的なコミュニケーションの取りまとめ、ワークフローの最適化を実現します。

業務の全過程をWrikeだけでカバーすることが可能です。

Trello

(引用元:https://trello.com/ja

ツールの種類 ・カンバン方式
ポイント ・左から右へタスクを移動するだけで進捗管理が可能 ・ファイルストレージを無制限に使用可能 ・iOS、Androidに対応
価格 ・フリー:無料 ・スタンダード:$5USD/月~ ・プレミアム:$10USD/月~ ・エンタープライス:$17.50USD/月~
ツールの型 ・クラウド型

シンプルながらタスク管理がしやすいことで有名なのが「Trello」です。

カンバン方式を採用しているので、カードを移動するだけで各自の進捗管理ができるのが特徴です。

また、無料版でもファイルストレージが無制限に使用できる点も見逃せません。iOSとAndroidに対応しているので、外出先からもタスク管理ができます。

Asana

(引用元:https://asana.com/ja

ツールの種類 ・進捗管理ツール
ポイント ・ガントチャート、カンバン方式、カレンダー方式を採用 ・プロジェクト数が無制限 ・ファイルストレージを無制限に使用可能 ・iOS、Androidに対応
価格 ・ベーシック:無料 ・プレミアム:1,200円/月~ ・ビジネス:2,700円/月~
ツールの型 ・クラウド型

Asana」は、世界的なオンラインプラットフォームのG2が発表した、プロジェクト管理ツールランキングで1位を獲得している進捗管理ツールです。世界的に有名な理由は、無料版でも多彩なツールを使用できる点です。

無料版でガントチャート、カンバン方式、カレンダー方式を選べるので、多くのプロジェクトで導入されています。

無料版では最大15人までしか使用できないので、プロジェクトの規模に合わせてプランを検討してみてください。

Backlog

(引用元:https://backlog.com/ja/

ツールの種類 ・プロジェクト管理・タスク管理ツール
ポイント ・全てのプランで2段階認証や監視ログに対応 ・全てのプランでチャットサポートとメールサポートに対応 ・iOS、Androidに対応
価格 ・スターター:2,970円/月~ ・スタンダード:17,600円/月~ ・プレミアム:29,700円/月~ ・プラチナ:82,500円/月~
ツールの型 ・クラウド型

株式会社スターフライヤーや株式会社マネーフォワードの進捗管理ツールとしても採用されているのが「backlog」です。

backlogが採用されている大きな特徴は、非常にシンプルなユーザーインターフェースを使用している点です。

プロジェクトに関わる人数が増えれば増えるほど、進捗管理ツールの使い勝手は重要になってきます。backlogは、そんな大規模なプロジェクトでも操作性を損なわずに進捗管理をサポートできます。

また、議事録や作業マニュアル、共有事項をテキスト管理できるwiki機能を有している点も秀逸です。価格は高額ですが、大規模なプロジェクトでの進捗管理ツールとして評価が高い商品になっています。

Notion

(引用元:https://www.notion.so/ja-jp/product

ツールの種類 ・タスク管理ツール
ポイント ・スプレッドシートやgoogleドキュメントを埋め込み可能 ・ツールの作成及びカスタマイズが可能 ・iOS、Androidに対応
価格 ・フリー:無料 ・プラス:$8USD/月~ ・ビジネス:$15USD/月~ ・エンタープライズ:価格未掲載
ツールの型 ・クラウド型

Notion」は、ユーザーが100万人、50ヵ国以上の国で使用されている注目のタスク管理ツールです。無料版では5人までしか使用できませんが、500を越える他社ツールを読み込めるのが最大の利点です。

iOSとAndroidどちらにも対応しているので、外出先からのアクセスも容易に行えます。唯一の欠点は、日本法人は設立から間もないので、日本語対応が不十分な点です。

バージョンアップする度に日本語対応も進むとは思いますが、現時点では多少の英語力が必要になるので注意してください。

Jooto

(引用元:https://www.jooto.com/

ツールの種類 ・タスク管理・プロジェクト管理ツール
ポイント ・カンバン方式でタスク管理が簡単 ・シンプルなユーザーインターフェース ・iOS、Androidに対応
価格 ・無料プラン:無料 ・スタンダードプラン:417円/月~ ・エンタープライズプラン:980円/月~ ・タスクDXプラン:要お問い合わせ
ツールの型 ・クラウド型

Jooto」は、カンバン方式を採用している非常にシンプルなタスク管理・プロジェクト管理ツールです。ガントチャートも完備しているので、プロジェクトの進捗管理も可能です。

無料プランは最大4人まで、データ上限は1組織100MBと制限が多いのが難点ですが、ほぼ全ての機能を使用できます。進捗管理ツールのデモンストレーションを試したい方にも合うでしょう。

行動履歴が確認できるので、計画変更が多いプロジェクトで活躍が見込めます。

Stock

(引用元:https://www.stock-app.info/

ツールの種類 ・タスク管理ツール
ポイント ・チームの情報ストックに特化 ・誤削除防止機能あり ・オフラインでも一部機能は使用可能
価格 ・フリープラン:無料 ・ビジネス5:1,980円/月~ ・ビジネス10:3,480円/月~ ・ビジネス20:6,480円/月~ ・ビジネス30:11,400円/月~
ツールの型 ・クラウド型

Stock」は、名前の通りチーム内の情報をストックすることに特化したツールです。

情報の誤削除を防止したり社外メンバーを招待できたりと、幅広い人数との情報共有が可能です。

タスク管理機能も搭載しているので、各メンバーのタスクの進捗管理も問題なく行えます。

使用人数によって料金が上がっていく料金形態とプロジェクト管理機能がないので、大きなプロジェクトでは進捗管理が行き届かない可能性があります。

octpath

(引用元:https://octpath.com/

ツールの種類 ・フロー管理ツール
ポイント ・作業ごとにマニュアル完備 ・メンバーのタスク量を可視化可能 ・導入サポートやチャットデスクの完備
価格 ・スタンダード:20,000円/月~
ツールの型 ・クラウド型

octpach」は、フロー管理に特化した進捗管理ツールです。

タスクの分岐処理を自動化できるので、作業内容が頻繁に変更になる企業での進捗管理に適しています

現在の料金プランはスタンダードのみなので、無料プランや低価格プランがないのが難点です。

小規模なプロジェクトや現場単位の進捗管理ツールとしては高額になってしまうでしょう。

Lychee Redmine

(引用元:https://lychee-redmine.jp/

ツールの種類 ・プロジェクト管理ツール
ポイント ・作業ごとにマニュアル完備 ・メンバーのタスク量を可視化できる ・導入サポートやチャットデスクの完備
価格 クラウド型・フリー:無料 ・スタンダード:900円/月~ ・プレミアム:1,400円/月~ ・ビジネス:2,100円/月~オンプレミス版 ・スタンダード:800円/月~ ・プレミアム:1,500円/月~ ・ビジネス:2,300円/月~
ツールの型 ・クラウド型、オンプレミス版

Lychee Redmine」の特徴は、クラウド型だけでなくオンプレミス版を用意している点です。オンプレミス版は、アプリケーションなどのソフトウェアを、使用者の施設内に設置して運用します。

自社のネットワーク内で使用できるので、セキュリティ面が安心な点がクラウド型との決定的な違いです。一方、メンテナンスや障害発生時の対応が必要になるのがオンプレミス版のデメリットです。

カンバン方式やガントチャートの他に機械専用の管理機能を有しているので、製造現場での進捗管理に特に強いツールになっています。

進捗管理ツールはプロジェクト管理の強い味方!

今回は進捗管理ツールの特徴とおすすめの進捗管理ツールの紹介を行いました。

進捗管理ツールの選び方は、プロジェクトの規模や予算、参加するメンバーの操作性を確認しながら選んでみてください。

進捗管理ツールは、価格帯や機能がそれぞれ異なるので、上記の9選を参考にしながらご自身の参加するプロジェクトやタスク管理のサポートをしてくれる商品を探しましょう。

KPI進捗管理システム「Quantee」は、オンラインとオフラインどちらも使いながら進捗管理を進められます。

ぜひ、以下の資料ダウンロードから詳細を確認してみてください。

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