quantee

広報・PRのKPI設定方法とは?KPI施策のコツと具体例を紹介

広報やPRは、企業の情報を正しく顧客や市場に伝える重要な業務です。
企業や取り扱う商品を知ってもらわないと、契約や購入に至らないためです。

そのため、日々さまざまな施策を考えて講じていますが、どの程度結果が出ているか正確に把握できていますか?
今回は、広報やPRの成果向上に必要なKPI設定方法やコツ、具体例を紹介していきます。

広報・PRにKPIは必要か?

広報やPR活動は、企業のブランドイメージや信頼性、商品の認知を目的としています。
しかし、目に見えない広報やPRの成果は、どのように評価すれば良いのでしょうか?

まずは、広報やPR活動におけるKPI(Key Performance Indicator)の必要性について解説します。

広報・PRの役割

広報やPRの主な目的は、以下の通りです。

  • 企業や商品の認知度向上
  • ブランドイメージの構築
  • 顧客との信頼関係の確立

上記は直接的な売上に結びつくものではないため、施策の効果を測定しにくいという特徴をもっています。
広報やPRは、適切な指標を設定することで、施策の効果を定量的に評価できます。

広報・PRとKPI

広報やPRの成果を評価するためには、KPIが欠かせません。
KPIは、重要業績評価指標と呼ばれている指標です。

メディア掲載数、Webサイトの訪問者数、SNSでの言及数など、施策を評価するためにはさまざまな指標が考えられます。
指標を設定することで、目標と現実の距離が正確に把握できるので、必要な施策を洗い出しやすくなるでしょう。

広報・PRのKPI設定方法

広報やPR活動のKPIを設定する際は、企業の最終目標と連携させることが重要です。
具体的なKPI設定方法は、以下の通りです。

  1. 目標から逆算する
  2. 目標達成に必要な指標を数値化する
  3. 重要な指標をKPIに設定する
  4. KPIをグループ分けする

それぞれのKPIの設定方法について、詳しく解説していきます。

目標設定しプロセスを逆算する

広報やPR活動のKPI設定は、まず企業の最終的な目標設定から始めます。
設定する最終目標は、売上向上、ブランド認知度の改善、顧客満足度の向上など、さまざまです。

最終目標を明確にしたうえで、広報やPR活動が目標達成にどのように貢献できるかを考慮し、具体的なプロセスを逆算していきます。
たとえば、商品の売上目標を達成するためには、メディアでの露出やインフルエンサーとのコラボレーションが必要かもしれません。

最終目標が決まることで、はじめて広報やPR活動のプロセスを洗い出せるようになります。

目標達成に必要な指標を数値化する

目標達成に向けた具体的なプロセスを洗い出したら、目標達成に必要な指標を特定して数値化していきます。
たとえば、企業の認知度を高めるためには、Webサイトへの訪問者数やSNSでの言及数が重要な指標となります。

必要な指標の数値を分析することで、広報やPR活動の効果を定量的に評価し、必要に応じて戦略を調整可能です。

重要な指標をKPIに設定する

全ての指標がKPIとして適切なわけではありません。
重要なのは、企業の目標達成に直接貢献する指標を選定することです。

たとえば、商品の認知度向上を目指す場合、メディア露出の質と量が重要なKPIになります。
キャンペーンの応募数は、新商品の認知度向上に大きく関わるでしょう。

企業の最終目標とKPIが互いに相互関係になることで、はじめてKPIを設定する意味が見出せます。
そのためには、目標達成に重要な指標のみをKPIとして設定していきます。

KPIをグループ分けする

設定したKPIは、その性質や重要度に応じてグループ分けをおこないます。
KPIは、直接的な売上に貢献するグループやブランド認知度や顧客満足度に影響を与えるグループなど、目的に応じたグループに分類可能です。

このグループ分けによって、各KPIの重要性や優先順位を明確にし、戦略的な取り組みを計画できるようになります。
このステップを踏むことで、広報・PR活動の成果を効果的に測定し、企業の目標達成に貢献するKPIが設定できます。

設定したKPIは、定期的な評価と改善をおこなうことで、広報やPR活動の効果を最大限に引き出せるでしょう。

広報・PRで使われるKPI例

広報やPR活動の成果を評価するためには、適切なKPIの選定が不可欠です。
広報やPRでよく使われるKPIは、以下の通りです。

  • NPS
  • PV数
  • CV数
  • リード獲得数
  • 応募数
  • 好感度

それぞれのKPIの詳細について、解説していきます。

NPS

NPS(Net Promoter Score)は、顧客のブランドに対するロイヤリティを測るための指標です。
顧客に「商品やサービスを親しい人にどの程度おすすめしますか」などのアンケートを実施して、「0から10の11段階」で回答を取得し、その値を算出します。

NPSを向上させることで、顧客のリピート率の増加や顧客単価アップにつながります。
自社や商品が顧客にどの程度受け入れられているかを数値化できる指標なので、KPIとしても効果的です。

PV数

PV数はページビューの略で、自社のWebサイトへの訪問数を示す指標です。
PV数を定期的に測定することで、自社の認知度を正確に評価できます。

新商品を発表してWebサイトのPV数が増えた場合、新商品の広報やPR活動が成功していると評価できます。

CV数

CV数はコンバージョンの略です。
WebサイトやECサイトの訪問者が製品購入や資料請求、メール登録などをおこなった際に計測されます。

CV数は、広報やPR活動が最終的な成果、すなわち実際の顧客行動にどれだけ影響を与えているかを示す指標です。
Webサイトを運営する際は、目的に応じてPV数やCV数をKPIとして設定することで目標達成に近づくことが可能です。

リード獲得数

リード獲得数は、広報やPR活動を通じて新たに興味を示した潜在顧客の数です。
リード獲得数は、新商品の発売や新しいサービスの提供開始時にとくに重要となり、広報・PR活動が新しい顧客層にどれだけアプローチできているかを示す指標です。

潜在顧客にアプローチできた数だけ、問い合わせや商品購入の窓口が広くなります。
そのため、広報やPR活動ではリード獲得数を重視している企業が多数存在します。

応募数

キャンペーンやイベントへの応募数は、潜在顧客の関心度や参加意欲を測る指標です。
応募数が増えると、広報やPR活動の効果を示す証拠となります。

応募数は、BtoBよりもBtoC向けの広報やPR活動で重要視されています。

好感度

企業やブランドの好感度は、広報やPR活動の長期的な影響を示す重要な指標です。
定期的なアンケート調査やSNS分析を通じて、一般の人々が企業や商品に対してどのような感情を持っているかを把握できます。

好感度が高くなると、企業の信頼性や顧客ロイヤリティの向上につながります。

広報・PRのKPI管理に適した管理ツール

広報やPRの施策を測定するために必要なKPIですが、常に測定や分析をおこなうのは容易ではありません。
管理者が1人しかいない企業では、KPIを設定しても管理が行き届かずに、効果が半減してしまう可能性もあります。

KPI管理を効率化するためには、専用の管理ツール「Quantee」がおすすめです。
Quanteeは、KPIの管理を目的とした専用ツールです。

Quanteeは、広報やPRの施策段階から受注までのあらゆるKPIを設定して管理できるので、他のツールを使わずにKPIを一元管理できます。
リード獲得にはMAツール、受注や顧客育成にはSFAツールなど、使い分けが不要なのでパソコンが不得意な管理者の負担も軽減可能です。

オンライン、オフライン問わずに施策のKPIを管理できるので、広報やPRの精度向上が期待できるでしょう。

まとめ:広報・PRはKPIを設定して成果を伸ばそう

広報やPRはKPIを設定することで成果向上が期待できます。
設定するKPIの一例を紹介しているので、自社の目標や商品に合わせてKPIを選定してみましょう。

少ない工数で効率よくKPIを管理するためには、Quanteeがおすすめです。
最小限の工数で最大限の成果を出すための機能が搭載されているので、詳しくは以下のリンクからお問い合わせください。

関連記事