【可視化】KPIダッシュボードとは?メリットや選び方をわかりやすく紹介
業績を伸ばすために、KPI(Key Performance Indicator)を設定している企業は増加しています。企業の目標達成に必要なKPIですが、設定しただけで上手く管理ができないと悩んでいませんか?
KPIを効果的に管理するためには、KPIダッシュボードが必要です。そこで今回は、KPIダッシュボードの役割とメリット、選び方について解説していきます。
KPI管理が上手くいかない企業は、最後まで読み進めてみてください。
KPIダッシュボードの必要性
市場の変化が激しい現代のビジネス環境では、迅速な意思決定と緻密な経営戦略が必要です。意思決定や経営戦略を効率よくおこなうためには、目標達成の指標となるKPIをリアルタイムで把握し、分析することが不可欠です。
KPIダッシュボードは、KPIやそれに関連するデータを一つのボード上に配置して、重要なデータを可視化してくれます。データドリブンな意思決定は、競争の激しい市場での成功に欠かせません。
KPIダッシュボードのない経営は、過去の経験や主観をもとにした経営です。変化の激しい現代では、古い経験や価値観が通用しない場面が増えているので、非効率的な経営ともいえるでしょう。
データドリブンの詳細やおすすめツールは以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてください。
データドリブンとは?おすすめツールと合わせて分かりやすく解説
KPIダッシュボードの機能
KPIダッシュボードは、複数のデータソースから情報を集約し、分析しやすい形で表示する機能を備えています。KPI管理ツール「Quantee」には、以下のような機能が搭載されています。
- 個別メンバー/店舗分析ページ
- 個別施策分析ページ
- 個別指標KPI分析ページ
- 目標設定
- カスタムダッシュボード
- AIによる改善案
Quanteeはカスタムダッシュボードを搭載しているので、あらゆるKPIや施策の分析結果を任意で配置可能です。経営戦略に必要な指標は企業によって異なるので、Quanteeはどの企業にも対応できます。
また、KPIを管理するうえで評価と改善は重要になりますが、QuanteeはAIから改善案の提案を受けられます。データをもとにしたAIの提案は、企業に新たなアイデアをもたらしてくれるでしょう。
以下の記事では、ダッシュボードについて詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
KPIダッシュボードのメリット
KPIダッシュボードには、以下のようなメリットがあります。
- データにもとづいた分析ができる
- KPI情報を可視化できる
- データをもとに経営判断ができる
- 社内での連携がとりやすくなる
それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。
データにもとづいた分析ができる
KPIダッシュボードを使用する最大のメリットは、データにもとづいた分析が容易になることです。ビジネス環境が複雑化するなかで、企業は大量のデータを迅速かつ効率的に解析して戦略を練る必要があります。
KPIダッシュボードはこのプロセスを単純化できるので、経営者やチームが重要な指標を素早く把握し、適時に対応できます。
KPI情報を可視化できる
KPIダッシュボードは、企業にとって重要な業績指標をまとめて配置できるので、データの深掘りに役立ちます。KPIダッシュボードでは、以下のような可視化ツールを使用してKPIを表示できます。
- グラフ
- チャート
- ヒートマップ
KPIを可視化することで、トレンドやパターン、KPIの異常値が一目でわかるでしょう。KPIの可視化によって、従業員の日々の業務を効率化して生産性を高めることも可能です。
データをもとに経営判断ができる
KPIダッシュボードは、経営判断をデータドリブンに変えるてくれるツールです。リアルタイムの業績データを配置することで、経営者は市場や業績の変化に迅速に対応し、適切な改善をおこなえます。
データドリブンな経営は市場機会の最大化やリスクの最小化につながり、ビジネスの中長期的な成長に貢献してくれます。
社内での連携がとりやすくなる
KPIダッシュボードには、組織内での情報共有とチームワークの促進をうながすメリットもあります。関係する従業員が同じ指標やデータを共有して連携することで、組織全体の一貫性と効率性が向上します。
その結果、従業員同士で共通の目標に向けて協力しやすくなり、組織のパフォーマンス全体が向上するでしょう。
KPIダッシュボードの選び方
KPIダッシュボードを選ぶ際には、業種や企業規模に合わせて適切なツールを選定することが重要です。KPIダッシュボード選びに迷った際は、以下のような点を重視してみてください。
- ツールの使いやすさ
- データ統合能力
- カスタマイズの柔軟性
- 費用対効果
- サポート体制
KPIダッシュボードは、経営者だけでなく多くの従業員が触れる機会があります。そのため、パソコンスキルに関わらず誰でも使いやすいと感じるシンプルなツール選びが重要です。
また、データ統合能力やカスタマイズ性など、企業に合わせて柔軟に対応できる機能を搭載したツールかどうかも大切なポイントです。企業の規模や業種に関わらず、KPI管理と可視化を容易にできるツールを選んでみましょう。
費用対効果とサポート体制も十分に考慮するべき点です。
いくら企業の要望を全て実現できるツールでも、予算をオーバーしてしまうと導入できません。KPIダッシュボードは長期的に使用するツールになるので、予算の範囲内で無理なく導入できるツールを検討することが大切です。
はじめてKPIダッシュボードを導入する際は、導入前と導入後のサポート体制が整っているツールを選びましょう。万が一のトラブルが起きた際に、サポート体制が充実していないと業務が滞ってしまう可能性があります。
KPIダッシュボードの事例
KPIダッシュボードは、業種を問わずに使用できるツールです。しかし、実際にどのようなKPIを管理したらいいか迷ってしまう企業もあるかもしれません。
今回は、以下の業種のKPIダッシュボード例を紹介します。
- マーケティング
- 財務
- IT
それぞれのKPIダッシュボード例について、詳しく解説していきます。
マーケティングのKPIダッシュボード例
マーケティング部門では、KPIダッシュボードを使用して以下のような指標を管理します。
- キャンペーンのパフォーマンス
- エンゲージメント率
- リード獲得数
- 訪問者数
- コンバージョン率
マーケティングで重要なのは、施策の効果測定です。そのため、SNSのエンゲージメント率や新規キャンペーンのパフォーマンス、リードの獲得数を重視します。
財務のKPIダッシュボード例
財務部門では、KPIダッシュボードで以下の管理をおこないます。
- ROE(自己資本利益率)
- ROA(総資産利益率)
- 固定資産回転率
- 棚卸資産回転率
収益やコストなど、財務関連のKPIを中心に管理していきます。財務でKPIダッシュボードを活用することで、企業の財務状況を可視化し、リスク管理を徹底した経営戦略が実現できるでしょう。
ITのKPIダッシュボード例
IT部門では、以下のような指標をKPIダッシュボードで管理します。
- システム稼働時間
- 進捗率
- エラー件数
ITでは、上記のようなKPIを設定してシステムの稼働時間やセキュリティインシデント、プロジェクトの進捗度などを測定します。KPIダッシュボードによって、業務の効率性とセキュリティを両立し、納期通りのスケジュールでプロジェクトを進行できるでしょう。
まとめ:KPIダッシュボードで業務の可視化を実現しよう
KPIダッシュボードは、設定したKPIをボード上に配置して一目で確認できるツールです。KPIダッシュボードを活用することで、データドリブンな経営戦略の策定だけでなく、日々の業務の効率化にもつながります。
KPIダッシュボードはシンプルでカスタマイズ性に優れたツールを選ぶ必要があります。今回は、数あるKPIダッシュボードのなかからQuanteeを紹介しました。
カスタムダッシュボードで任意のKPIを配置し、データドリブンな経営で業績向上を目指してみましょう。導入前と導入後のサポート体制も万全なので、はじめてKPIダッシュボードを導入する企業でも安心して実践できます。